IFを使わないシンプルな条件分岐 (CHOOSE関数)

CHOOSE関数の使い方:初心者向けガイド

CHOOSE関数は、Excelで指定した番号に対応する値を簡単に取得するための関数です。アンケート結果など、番号に基づいて結果を表示したい場合に非常に便利です。以下に、CHOOSE関数の使い方をわかりやすく説明します。

1. 基本的な構文

=CHOOSE(インデックス, 値1, 値2, 値3, ...)
  • インデックス:指定した番号またはセル参照。
  • 値1, 値2, 値3, ...:番号に対応する値を順に指定。

2. 基本的な例

以下のデータを例にします。

例:アンケート結果に基づく表示

練習用コピペデータ

姓名 アンケート結果 評価
佐藤 健太 1 満足
鈴木 大輔 3 やや不満
高橋 翔太 2 やや満足
田中 涼 2 やや満足
伊藤 陽介 4 不満
渡辺 美咲 1 満足
山本 愛 1 満足
中村 優奈 3 やや不満
小林 さくら 2 やや満足
加藤 菜々子 4 不満

 

  1. CHOOSE関数を入力

    例えば、セルC3に次のように入力します:

    =CHOOSE(B3, "満足", "やや満足", "やや不満", "不満")
    • B3:インデックス(アンケート結果の番号)が入力されているセル。
    • "満足", "やや満足", "やや不満", "不満":インデックスに対応する表示する結果。

  結果

  C3セルに「満足」が表示されます。

4. 応用例

例:評価を表示する

セル 評価
B3 1
B4 2
B5 3
B6 4

それぞれの評価に基づいて結果を表示します。

  1. CHOOSE関数を使用して結果を表示

    C3セルからC6セルに次のように入力します:

     
    =CHOOSE(B3, "非常に良い", "良い", "普通", "悪い")
    =CHOOSE(B4, "非常に良い", "良い", "普通", "悪い")
    =CHOOSE(B5, "非常に良い", "良い", "普通", "悪い")
    =CHOOSE(B6, "非常に良い", "良い", "普通", "悪い")
  2. 結果

    それぞれのセルに「非常に良い」、「良い」、「普通」、「悪い」が表示されます。

5. 注意点

  • インデックスは1から始まる:インデックスの値は1から始まる必要があります。0や負の数は使用できません。
  • 範囲を超えるとエラーが発生する:インデックスが指定した値の範囲を超えると、#VALUE! エラーが発生します。

6. まとめ

CHOOSE関数は、簡単な条件分岐や番号に基づく結果表示に非常に便利です。複雑なIF関数を使わずにシンプルに条件分岐を実現できるため、基本的な使い方をマスターして、さまざまな場面で役立てましょう。