エクセルで1行ごとのとびとびの合計を出す方法:初心者向けガイド
エクセルで1行ごとのとびとびの値の合計を出す方法を解説します。特定の範囲内の一部のセルに対して合計を求めるケースで便利です。
1. 具体的な例
各月で予算、実績と並んだデータにおいて、それぞれの合計を計算します。
2. 基本的な方法
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「偶数/奇数列の作成」
- 計算する列とは別に、偶数と奇数を判別する列を作成します。以下の数式を各行に入力することで、予算の行には1、実績の行には0の数値が付与されます。
=MOD(ROW(),2))
- 奇数行(予算)の合計
- D列が1の時、同じ行のC列の値を合計することが出来る以下の数式を、予算の合計値を出したいセルに貼り付けます。
=SUMIF($D$1:$D$12,1,$C$1:$C$12)
- 偶数行(実績)の合計
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- D列が0の時、同じ行のC列の値を合計することが出来る以下の数式を、実績の合計値を出したいセルに貼り付けます。
=SUMIF($D$1:$D$12,0,$C$1:$C$12)
3. 例の詳細
- シート内の1行ごとの計算
- シート内の数値が複数行にまたがって入力されている場合、「MOD」関数を利用し、奇数行と偶数行を識別させます。
- SUMIF関数を使う事で「D列が1の場合」と「0の場合」で合計を求めることが出来ます。
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=SUMIF(range, criteria, [sum_range])
- range:条件に合致させる範囲のセル。
- criteria:指定する条件。数値やテキスト、エクセルの関数などでも指定可能。
- sum_range(オプション):集計対象の範囲。省略した場合、rangeのセルをそのまま合計します。
4. 数式のコピー
- ショートカットキーの使用
- コピーを行う際には、数式を入力したセルを選択して、Ctrl + Cでコピーし、貼り付けたいセルを選択しCtrl + Vで貼り付けます。
ポイント
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柔軟な数式設定
- MOD関数やSUMIF関数を組み合わせることで、特定の条件に基づいて1行ごとにとびとびの合計を出すことが可能です。
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効率的な操作
- シートのデータを元に作業する際、適切な関数の活用で効率化が図れます。