エクセルのIF関数の使い方:初心者向けガイド

エクセルのIF関数の使い方:初心者向けガイド

エクセルのIF関数は、条件に基づいて処理を行う際に便利な関数です。この記事では、IF関数の基本的な使い方と応用例について解説します。

1. 基本的な構文

IF関数の構文は次のとおりです:

 
=IF(論理式, 真の場合の値, 偽の場合の値)
  • 論理式:評価する論理式(例えば、セルの値が特定の条件に合致するかどうか)。
  • 真の場合の値:論理式が真の場合に返す値(結果値)。
  • 偽の場合の値:論理式が偽の場合に返す値(結果値)。

2. 基本的な例

例えば、セルA1に数値を入力し、その数値が50以上なら「合格」と表示し、そうでない場合は「不合格」と表示する場合:

=IF(A1 >= 50, "合格", "不合格")
  • この数式では、セルA1の数値が50以上の場合「合格」と表示され、そうでない場合「不合格」と表示されます。

3. 応用例

  1. 例題➀3つの条件の場合

    セルA2に数値を入力し、セルB2で「=IF(A2 >= 75, "A", IF(A2 >= 50, "B", "C"))」と入力します。

    • この数式では、セルA2の数値に基づいて評価し、「75以上なら「A」50以上75未満なら「B」50未満なら「C」と表示します。
  2. 例題②4つ以上の条件の場合

    セルA3に数値を入力し、セルB3で「=IF(A3 >= 90, "優", IF(A3 >= 80, "良", IF(A3 >= 60, "可", "不可")))」と入力します。

    • この数式では、セルA3の数値に基づいて評価し、「90以上なら「優」80以上90未満なら「良」60以上80未満なら「可」60未満なら「不可」と表示します。

 


ポイント

  • 論理式の設定

    • 論理式にはセルの数値、テキスト、または数式を使って評価ができます。
  • 条件のネスト

    • 複数のIF関数を繋げて、より複雑な条件分岐を行うことができます。
  • 結果の表示

    • 数値、テキスト、または数式を結果として表示することができます。