2024-06-16 VLOOKUPの使い方:初心者向けガイド 検索 VLOOKUPの使い方:初心者向けガイド VLOOKUP(ブイ・ルックアップ)は、Excelで広く使われる関数の一つで、データベースの中から指定した値を検索し、その値に関連するデータを取得するのに役立ちます。以下に、VLOOKUPの使い方をわかりやすく説明します。 1. 基本的な構文 VLOOKUP関数の基本的な構文は次のとおりです: =VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型) 検索値:検索する値。セル参照や特定の値を指定します。 範囲:検索するデータの範囲。範囲の左端の列に検索値が含まれている必要があります。 列番号:範囲内の検索結果を取得する列の番号(最初の列を1として数えます)。 検索の型:TRUE(近似値)またはFALSE(完全一致)。通常、FALSEを使用します。 2. 基本的な例 以下のデータを例にします。(コピーしてそのままエクセルに貼り付け化) ID 名前 年齢 1 太郎 23 2 花子 25 3 次郎 30 例:IDから名前を検索する =VLOOKUP(2, A2:C4, 2, FALSE) この式は、IDが2である行を検索し、その行の2番目の列(名前)から「花子」を返します。 3. 実際の使用手順 検索値を指定: 例えば、セルE1に「2」と入力します。 範囲を指定: A2からC4までのデータを範囲として指定します。 列番号を指定: 名前を取得したいので、2番目の列を指定します。 検索の型を指定: 完全一致を求めるために、FALSEを指定します。 VLOOKUP関数を入力: セルF1に次のように入力します: =VLOOKUP(E1, A2:C4, 2, FALSE) 4. 注意点 範囲の左端の列:検索するデータ範囲の左端の列に検索値が含まれている必要があります。 完全一致か近似一致か:通常は完全一致(FALSE)を使用しますが、必要に応じて近似一致(TRUE)を選択します。 データの並び順:データが昇順に並んでいる場合は近似一致を使用できますが、完全一致を使う場合は並び順は関係ありません。 5. 応用例 例:商品の価格を検索する 商品コード 商品名 価格 A101 リンゴ 150 A102 バナナ 100 A103 オレンジ 120 VLOOKUP関数: =VLOOKUP("A102", A2:C4, 3, FALSE) この式は、「A102」を検索し、その商品コードに対応する3列目の価格「100」を返します。 6. まとめ VLOOKUP関数は、データベースの中から特定の値を効率的に検索し、関連するデータを取得するのに非常に便利です。基本的な使い方をマスターすれば、多くの場面で役立つでしょう。